ボビー・フィッシャーを探して (1993)

アメリカ初のチェスのチャンピオン、ボビー・フィッシャー(は、作品中には登場しない)。彼がつくったチェス・ブームにより、街の至るところでチェスがプレイされるようになる。見よう見まねでチェスを覚えた心優しい天才少年が全国チャンピオンになるまでの話。

勝手な解釈:手を抜いてわざとに負けた少年を教育熱心な父親が雨の中で説教するシーンがある。あの父親はたぶん自分が最低なことをしていることはわかっている。本当はそっと抱き寄せて励ましてあげたい。けれど、それをすると少年のためにならないと信じて、その役目を母親に任せてしまおうとした。それが間違いだって気づかされるまでは。

とても良い作品なのだが、そんな解釈をしてしまったせいで、つらくて仕方のない気持ちになり、アルコール量を増やして寝ることにした。

ボビー・フィッシャーを探して [DVD]

ボビー・フィッシャーを探して [DVD]