透明人間 / H. G. ウェルズ

www.aozora.gr.jp

小気味よいテンポでストーリーが進行するため、さくさくっと読了。

どことなく手塚治虫のような雰囲気がある。

時代を考えるとその逆が正しく、手塚治虫がウェルズの影響を受けているのだろう。

宇宙戦争』翻訳版は青空文庫作業中らしい。公開されたら読む。

2/29

今年2回目の首都圏へいってきた

朝5時に起きて夜22時頃に帰宅

出張の目的は果たせたが、気温がマイナスの世界から一気に13℃に移動したせいか身体の調子が悪かった

帰りの記憶があまりない

自宅に着いてすぐシャワーを浴びてすぐに寝た

首都圏は、どんどん生活しづらくなっているように感じる

あれが今の日本という国そのものだと思う

短期間の出張には耐えることができたとしても、生活することは耐えられないだろう

今年はもう何回か出張があるかも知れない

出張の楽しみを見つけたい

V

2020年の秋頃から約3年半ほぼホロライブの配信を追い続けてきた。ホロライブJP所属だけでも34名(過去に卒業1名、契約解除4名)、ID所属9名、EN所属15名(過去に卒業1名)、ReGLOSS所属5名、合計すると63名が現役であり、頻度や時間はまちまちだが、膨大な時間の配信がある。

ホロライブはタレント間の繋がりが強いことが特徴的であり、複数名のタレントが配信する「コラボ」や公式の配信や動画、各タレントが配信内で話したことの情報を把握していることによってさらに楽しめる。しかし、とてもじゃないが1人の人間が追い切れる量ではなく、各配信の見どころをまとめた「切り抜き」から全体の情報を把握しつつ、気になる配信を視聴するというスタイルだった。

その間、他の箱(MCN)を追うことはできなかった。ホロライブを本気で楽しもうと思ったら、他の箱まで追うなど到底無理な話だった。

先月のホロライブJPの契約解除あたりから他の箱も視聴するようになった。別にホロライブが嫌になったわけではないし、あの後もそれなりに配信は観ている。それでも、全振りはしなくなった。

この約1か月間、他の箱をみていて思ったのは、ホロライブよりも別れが多いことだった。ホロライブでは3年半の間に卒業2名と契約解除2名だけだったが、他の箱ではもっと日常的なことだった。

そして、視聴者層に大きな違いがあることがわかった。切り抜き動画のコメントが良くも悪くも「いにしえのインターネット」に近く、法的な対応が必要と思われるものも目につきやすい。ホロライブにもヘイター(アンチ)が存在したし、現在でも一定数は存在しているが、度を超えた言動は法的な対応によって排除されてきたこともあり、現在ではあまり目立たなくなっている。他の箱ではまだまだ対応が追いついていないのかもしれない。

これからもしばらくはホロライブと他の箱を並行して視聴すると思う。楽しめるコンテンツが安定したクオリティで配信され続けているし、現在のところは関心の中心に移りそうなメディアがない。

ANYCOLOR社がNIJISANJI EN所属の配信者を契約解除した件(続き)

英文が日本語での説明と大きく食い違っているというポストがあって調べてみた。

TL;DR

大きく食い違ってはいない。

しかし、英語原文は誤解を招く書き方であり、運営の姿勢としてまずい点がある。

引用元

日本語原文(引用元)

英語原文(引用元)

抜粋 (1)

日本語原文(抜粋)

Selen Tatsuki」による活動ルールへの違反行為は、第三者に帰属する著作権等の権利侵害につながりかねない権利確認・許諾フローの不履践や、

ANYCOLOR所属の他ライバーの意向を無視する形でのANYCOLOR関係者の創作物等の無断利用、「Selen Tatsuki」に関連する発注物に関するクリエイターへの連絡不備に起因するクリエイターへの制作料の支払遅延など多岐に渡ります。

さらに、ANYCOLOR関係者からは「Selen Tatsuki」による嫌がらせや不適切な行為を受けている旨の相談が継続して上がっており、適宜対応してきました。

英語原文(抜粋)

Selen Tatsuki's actions in violation of the Activity Rules encompass a wide range of issues, such as non-compliance with rights confirmation and authorization flows, which could potentially lead to infringement of third-party rights, including copyrights.

The violations also include unauthorized usage of works and assets belonging to others affiliated with ANYCOLOR, disregarding the intentions of these Parties, as well as lack of communication with creators resulting in delays in Selen Tatsuki's commission payments to creators.

Furthemore, there have been ongoing reports about inappropriate behavior by Selen throughout her time as a NIJISANJI EN Liver. We have been addressing these concerns as the arise.

日本語と英語が異なるのは最後のセンテンスのみ。他はだいたい合っている。

  • 日本語『ANYCOLOR関係者からは「Selen Tatsuki」による嫌がらせや不適切な行為を受けている旨の相談が継続して上がっており』
  • 英語『NIJISANJI ENライバーとして活動していたSelen Tatsukiによる不適切な行為についての報告が継続している』
抜粋 (2)

日本語原文(抜粋)

しかし、本人はこれに応じず、ANYCOLORの判断に起因してライバー活動ができなくなった、ANYCOLORに所属する他のライバーからのハラスメントを受けており、それはANYCOLORのマネジメント不備が原因である、などとして、ANYCOLORに対して法的な責任を追求するとともに、交渉が進展しなければ『自身の状況等』について公に説明を行う、といった主張を行うにいたりました。

英語原文(抜粋)

Despite our efforts, Selen Tatsuki demanded that ANYCOLOR should be held legally responsible. She claimed that she was no longer able to engage in her activities as a Liver due to the decisions made by ANYCOLOR, was refusing to achnowledge her responsibility for violating the Activity Rues. Moreover, Selen Tatsuki insisted that if the negotiations did not progress, she would proceed to release statement regarding her claims to the public.

ここでも日本語と英語が異なる。

  • 日本語『ANYCOLORに所属する他のライバーからハラスメントを受けており』(というセレンの主張)
  • 英語:その主張については言及されていない
抜粋 (3)

日本語原文(抜粋)

Selen Tatsuki」本人が、活動ルールに違反していたこと、また、その違反の責任をANYCOLOR又は「NIJISANJI EN」に転嫁したことで、ANYCOLOR及び「NIJISANJI EN」自体のイメージは著しく毀損されました。ANYCOLORから「Selen Tatsuki」に対してはこれらの点について注意喚起を行ったものの事態は改善せず、ANYCOLORから「Selen Tatsuki」に対してはこれらの点について注意喚起を行ったものの改善せず、ANYCOLOR・所属ライバーと「Selen Tatsuki」との間の信頼関係は悪化するにいたりました。ANYCOLORとしては、「Selen Tatsuki」のANYCOLORに対する上記主張は、ANYCOLORから「Selen Tatsuki」への注意等の過程で生じた出来事を指すものであると認識しており、ANYCOLOR及び所属ライバーとして、不当な対応は取っていなかったものと確信しています。

英語原文(抜粋)

ANYCOLOR believes that the claims raised by Selen Tatsuki are in fact referring to situations that arose when she was warned about ter breached of the Activity Rules and attempts to shift the responsibility for these violations, damaging ANYCOLOR and NIJISANJI EN's image. This led to the deterionations of the relationship between her, ANYCOLOR, and other Livers affiliated with ANYCOLOR. ANYCOLOR firmly believes that we and other Lives under our affiliation have not engaged in unjust practices towords Selen Tatsuki.
Considering the irreparable damage to our company's reputation and threat to the ongoing activities of other affiliated Livers, we regrettably concluded that the termination of our affiliation contract with Selen Tatsuki was unavoidable.

(1) の「ANYCOLOR所属の他ライバーの意向を無視する形でのANYCOLOR関係者の創作物等の無断利用」について、所属ライバーからクレームがあり、信頼関係が悪化したことを前提としているが、日本語・英語どちらもそれが伝わらない文章。

その上、英語では、原因ついての言及がないまま「セレンと所属ライバーとの関係が悪化した」として、「所属ライバーが不当な行為をしていないと信じる」と書いている。

このような書き方では「所属ライバーがセレンに対して不当な行為をしていた可能性がある」と曲解されてしまいかねない。

感想

英語原文は、経緯の説明がところどころ抜け落ちていて、それが致命的。

所属ライバーが配信活動に集中できる環境を整えることが目的ならば、所属ライバーとの関係については特に重要な事柄のはず。

それなのに書かれていない。これでは運営の姿勢を問われても仕方がない。

英語原文を読んでみて、このポストに対して海外ファンがヒートアップする理由がわかった気がする。

ただし、激しいポストをしている海外ファンたちは、セレン本人による主張が正しいことを前提として批判をしているが、その主張の真偽は不明である。

それはもちろん、ANYCOLORの主張についても同じ。

つまり、現時点では、真偽についてどれだけ議論しても何もわからない。

真偽ではなく、運営会社の対応として、これはまずい、という感想。

同じ日に発生した2件の契約解除と初動対応の違い

ブシロードファイト(スターダム)がロッシー小川を契約解除した件

Feb 5 ロッシー小川氏との契約解除につきまして

wwr-stardom.com

その後の報道をみていると、運営会社であるブシロードファイトが内部説明をしていないように見える。

運営会社が選手やスタッフと向き合ってしっかりと説明をしなければエンゲージメントを保てないだろう。

ANYCOLOR社がNIJISANJI EN所属の配信者を契約解除した件

Selen Tatsukiとして契約していた配信者からはいくつかの声明が発表されているが、客観的な情報や証拠が提示されていないため、現時点では真偽不明。

ANYCOLOR社の主張によると証拠が揃っているとのことなので、もし裁判沙汰になった場合には明確に提示されそう。おそらく裁判沙汰にはならないとは思う。

Feb 5 「Selen Tatsuki」との契約解除のご報告

Feb 7 業績への影響に関するIRニュースを公表

当社所属ライバー「Selen Tatsuki」の契約解除の決定による当社業績への影響について

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5032/ir_material/223223/00.pdf

「業績への影響は軽微」とする2行のみの超シンプルなIRニュース。

海外ファンによるボイコット運動に発展。株価は急落。

この対応は、明確な失敗だった。

Feb 13 NIJISANJI EN所属配信者からのお知らせ

www.youtube.com

Feb 13 ANYCOLOR田角社長からの説明

youtu.be

海外ファンが不買活動→配信者による説明によって沈静化を図る

ANYCOLOR社の株価が急降下→社長からの説明によって事態の収束を図る

という対応をしたようだ。

ちなみに株価については下がりすぎ。買ったほうがよさそう。

同じ日に発生した2件の契約解除と初動対応の違い

ブシロードファイト(スターダム)は、対外的な説明は文面のみであり、
所属選手からは契約解除されない範囲でそれぞれが発信していて、
不安を煽るようなメッセージを紙面に届ける選手も出てきている。

これでは、ファンは安心して応援できない。とても残念だ。

主張の真偽はわからないので言及できないが、
会社としての対応について考えると、ANYCOLORの対応は悪くはなさそう。

社長からの一方的な配信ではなく、所属配信者からも説明をしているということは
会社から所属配信者に対して十分な説明をして合意を形成したことは明白であり、
タレントは今後の配信活動に集中できるし、ファンの安心材料にもなる。

ANYCOLORの運営体制にも問題はある

とはいえ、ANYCOLORの運営体制が良いとも言えない。

配信者が大量にデビューする一方で引退者が相次いでいる。

登録者数・再生数・同時接続数が伸びない配信者も多い。

引退後に他のプロダクションや個人で活動を継続する配信者がいることから、
引退の理由は配信活動そのものに対してではないことが透けて見えてしまう。

過去には、所属していた配信者と裁判沙汰に発展したことがあるし、
所属配信者による不法行為が発覚したこともある。

去年は、育成プロジェクトが「ルール違反」によって複数名の契約解除に至った。

それぞれ原因の異なる問題に直面しているが、
客観的にみると、経営戦略・運営体制に根本的な問題を抱えているように思える。

ANYCOLORの運営体制の強化に期待する。

GOSICK-ゴシック- (2011)

アニメ化されていたことは知っていたけれど、すっかり忘れていた。dアニメで検索したら配信されていた。

2011年1月に放映開始ということは、当時、悠木碧さんはGOSICKまどマギの2作品の主演をしていたらしい。

原作といくつか違うところはあったけれど、概ね原作に準じていて、原作ファンがみてもまったく違和感のないように丁寧につくられていた。

久城はここまで子供っぽかったかな・・・。そうしたほうがヴィクトリカとの対比が明確になるしコミカルさを強調しやすいだろうけれど、原作ファンからすると解釈違いが起こりやすそう。

終盤、コルデリアvs侯爵の戦闘シーンを描いたり、久城の戦場シーンを描いたり、原作から離れすぎたところだけが妙に浮いていて、演出も演技もあらゆるところが全体の雰囲気に合っておらず、急激にクオリティーが下がったところが残念。

それ以外は、全編を通して、原作ファンも満足できる出来だったように思う。

 

小説は本編VIIIまで、sはIVまで持っていて、角川文庫版が発行されてからほぼリアルタイムで読んでいた。

2013年から「新大陸編」がはじまっていたことをついさっき知った。そのうち読む。