マーダーボット・ダイアリーの第3弾
2話構成ではなく、1冊まるごと1話。上下巻の登場人物が再登場。
ストーリーが非常によく練られていて、最初から最後まで展開に目が離せなかった。
日記には、自分自身は冷酷な警備ユニットであると強調しているが、弊機の言動はどうみても人間が好きなだけだったり、「顧客を守ることが仕事」という大義名分をわざわざ掲げているときは、単に大切な人を傷つけられることが我慢ならないだけだったりする。まったく素直じゃない。
他者と関わること弊機自身が認めるという成長が描かれていて、とても満足。
シリーズでいちばん好きかも。