ジャケット

評価:★★★★☆

精神病院を舞台としたSF。タイトルの「ジャケット」とは、患者の治療に使われる「拘束具」の意味。

湾岸戦争の怪我により記憶障害を患い、無実の殺人によって犯罪者のための精神病院へ隔離される。その病院では、暴力傾向を抑える治療と称して、患者に拘束具を着用させてロッカーに閉じ込めていた。(主治医は、この方法で治療できると本当に信じていた描写があり、虐待とは思っていなかったようだ。)

ロッカーに閉じ込められ、様々な記憶がフラッシュバックし、未来(2007年)へとタイムスリップする。未来では、逮捕される直前に、車が故障して立ち往生していた親子の子供と出会う。15年前に主人公は精神病院で死んだことを告げられ、死因を探るために過去と未来を旅して・・・

エイドリアン・ブロディキーラ・ナイトレイも大ヒットが続いた直後なのに、 この作品はあまり知名度が高くない。 だからといって、ストーリーが悪いわけでもないし、撮影技術も悪くない。 ただ、全体的に「悪くない」からこそ印象に残らないのかも知れないが、良作には違いない。


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