『村上龍映画小説集』

ついつい古本屋で買ってしまった。村上龍にハマりつつある。

どうして村上龍の小説に惹かれるのか、ようやくその理由がわかった気がする。
ポップさの中に毒が仕込まれていて、気づかぬうちに毒に冒されている。
つまり、わさびが詰まったシュークリームみたいなもので、
それを食べた人を見て笑うといった、人が目を背けている本質に迫っている。


「パワーがあり過ぎて、走るところなんかどこにもないんだよ」