太田道灌(おおた・どうかん)

急がずば 濡れざらましを 旅人の 後より晴るる 野路の村雨

何事も焦らず、地道にやっていれば成功する。


七重八重 花は咲けども山吹の 実の(蓑)一つだに なきぞ悲しき

狩に出た作者が雨に遭い、蓑を借りようと農家へ駆け込むと、少女が一輪の花を差し出してきた。
少女は蓑さえ持っていない貧しさを恥じていた。