いや、日本語でラップをするとダジャレにしか聞こえないらしいんですけど、
「韻を踏む」というのは、かなり昔から使われている技法なんです。
中国の詩(漢詩)では、各句(行)の最後を同じ韻に揃えたりします。
DJというのは本来はいろいろな持ちネタ(レコード)を掛け続けて
客を沸かしたり場を繋げたりする人であって、楽器ではないと思います。
まぁ、そんな御託は置いといて。。
Red Hot Chili Peppers, Limp Bizkit, Linkin' Park, Slip Knot...
彼らはラップ音楽ですが、ヒップホップではありません。
(そして、個人的には大のお気に入りです。)
最近は「ミクスチャー」とかいう便利な言葉でまとめられてしまいますが、
本来のミクスチャーの定義とはズレているように感じます。
例えば、Nelly Furtadoの(アルバムのタイトルでもある)"Folklore"ってのも
ミスクチャーに分類されるのでは?と思います。
またまた脱線してしまいました。
様々なジャンル+ラップという新たな分野が次々と開拓されてますが、
ヒップホップとは源流が違うように思います。
- オールド・スクール
- ヒップ・ホップの起源。The Sugarhill Gang, RUN D.M.C. 等
- イースト・コースト
- L.L. Cool J, Notorious B.I.G., Wu-Tang Clan, Nas, Jay-Z 等
- ウェスト・コースト
- Dr. Dre, Tupac Shakur 等
- Gファンク
- Dr. Dreが創り上げたウェスト・コースト系のファンク。
- エレクトロ・ファンク
- よく知らないけど、電気グルーブみたいなやつ。
- ハードコア・ラップ
- 通称ハーコー。Public Enemy, Mobb Deep, ICE-T 等
- ギャングスタ・ラップ
- いわゆる暴言や自己誇示を繰り返す不良っぽいラップ。
- フォーリン・ラップ
- 非英語圏のラップ。つまり日本語ラップもこれ。
- クロスオーヴァー・ラップ
- (誰とは書けないけど)いわゆる「売れ線」のラップ。
他にもアフリカン系とかラテン系とか、いろいろとあるみたいですけど割愛。
たくさんありすぎる上に、呼ばれ方も様々なのでよくわかりません。
ジャンル分けをする理由といえば、CDを並べる店の都合だったり、
だいたいの指向性を知るための指標だったりするだけなので、
ジャンル分けをして、あーでもないこーでもないってのは無意味ですね。
そして何よりも、その音を気に入って聴いているのであれば、
どんな音楽を聴いててもいいと思います。
「音を楽しむ」と書いて音楽なわけですから。
ただ、日本人なのにムリな英語を連呼するよりも、
無理をしないで(笑)、日本語でラップするほうがいいと思いますけど。