VILLAGE VANGUARDのポップに「浅野いにおを同じ匂いがする」と書かれていた。
ぜんぜんそのような気分にはならなかったけど、これはこれでおもしろい作品。
最初から最後まで一貫して、主人公による視点から描かれている。
時に、主人公は第三者的な視点を持ちながらストーリーが進行するせいか、
1回目を読み終えた後と、2回目を読み終えた後の解釈が変化する。
つまり、解釈は、あくまでも読み手に任されている。
安易にストーリーだけを追っていくと、ありきたりと思うかも知れない。
小説でいうならば行間、でもこれは漫画なので細かい描写が作り出す世界観、
それを感じながら読み進めることができれば楽しめる。
ただし、注意深く読む作品ではないので、その加減が難しい。
- 作者: 桜庭一樹,杉基イクラ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日: 2008/03/08
- メディア: コミック
- 購入: 78人 クリック: 1,942回
- この商品を含むブログ (97件) を見る
- 作者: 桜庭一樹,杉基イクラ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日: 2008/03/08
- メディア: コミック
- 購入: 69人 クリック: 458回
- この商品を含むブログ (81件) を見る